のどの困りごと

[扁桃・アデノイド肥大]

・よく扁桃腺といわれますが、医学的には「扁桃」です。扁桃にはその位置によって名前がついており、のどちんこの左右にある、もこっとでっぱっている扁桃が一番有名で、口蓋扁桃(こうがいへんとう)と言います。その他、鼻の奥にはアデノイドと呼ばれる扁桃もあります。口蓋扁桃が大きい人を一般的に扁桃肥大、アデノイドが大きい人をアデノイド肥大と言います。通常は2~3歳ころから肥大し始め、6~7歳でピークを迎え、その後は自然に小さくなります。
・扁桃が大きいだけでは治療(手術)の対象になりません。扁桃が大きいことで寝ている時に呼吸が止まる・変な呼吸をしている、ものが食べにくく食事に時間がかかる→成長の障害がおきている、年に数回扁桃炎を繰り返す、などの症状が出たときに治療の対象になります。
・小児の睡眠時無呼吸症候群の原因の大半は、この扁桃・アデノイドの肥大が原因と言われ、手術することで多くのお子さんが改善するともいわれています。

治療内容

□治療は切除です(アデノイド切除、扁桃摘出術)。必要があると判断させて頂いた場合、総合病院の耳鼻咽喉科様にご紹介させて頂きます。通常は(例外を除き)4歳以上が適応になります。

以後注意して頂きたいこと

・もしも治療をお考えでしたら、当院を受診した際に私までお伝え下さい。総合的に判断し必要と判断させて頂いた場合、紹介状をお出し致します。