・鼻の中に鼻茸というポリープができてしまう病気・状態のことを言います。我々はよく、「鼻茸が出てきてますね」という表現でお伝えしています。
・副鼻腔炎(蓄のう症)が悪化する原因の一つで、多くの方は鼻茸があるせいで、副鼻腔炎も併せて持っていることが多いです。
・近年、アレルギー性鼻炎の患者さんが増加傾向にありますが、それとともに鼻茸とそれに起因する副鼻腔炎(とくに好酸球性副鼻腔炎)の増加が問題となっています。
□抗生物質等の内服、点鼻薬の使用、お鼻の処置・洗浄、吸入を行います。
(すなわち、副鼻腔炎と同じ治療を行います。少なくとも数か月の経過観察が必要となることが多いです。抗生物質を少量ですが、長期間服用することも多いです。=マクロライド少量長期治療法と言います。)
□鼻茸が大きすぎる場合は、手術をお勧めすることもあります。
・鼻の処置や内服で中々治らない場合手術をお勧めすることもあります。
(今は内視鏡手術主流になっています。総合病院の耳鼻咽喉科へご紹介させて頂きます。)