みみの困りごと

[鼓膜切開について]

・急性中耳炎がはじめから重症なとき、中々治らないとき、急性中耳炎を繰り返しているときなどにお勧めする処置です。
・鼓膜に数ミリの穴をあけ、内部に溜まった膿や液体を吸い取る処置です。
・切開することで、熱が早く下がる、痛みがとれやすい、最終的に早期に治る、再発しにくくなるといわれています。

切開後注意して頂きたいこと

・切開当日は、入浴や激しい運動を控えてください。
・切開をしているため、血の混じった耳だれが出る事がありますが心配ありません。
・効果の確認に、可能であれば切開をした翌日も受診して頂けると幸いです。
・切開によって中耳炎が必ず完治するわけではありません。痛み等がなくなっても、中耳炎が残っていて再度ぶりかえす恐れもあるので、定期受診をお勧めいたします。
・鼓膜は再生能力が強いので、繰り返し切開しても心配はありません。切開した穴は早くて1日、ほとんどは1週間程度で閉じます。ほんのわずかの確率で鼓膜の穴がふさがらない可能性もありますが、処置や手術にて閉鎖することも可能ですのでご安心下さい。