はなの困りごと

[急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん)]

・風邪やアレルギー性鼻炎・花粉症、虫歯、カビなどが原因で、副鼻腔(鼻の周囲で鼻の穴とつながっている、骨で囲まれた空洞)に炎症が起こることを言います。粘膜が腫れたり、膿がたまったりします。
・色のついた鼻汁 鼻づまり 頭痛 嗅覚障害ときに発熱などの症状がでます。鼻水がのどに落ちて痰や席の原因になったり、のど・気管の炎症がおこることもあります。中耳炎の原因になったり、更に悪化すると視力障害や脳に炎症が及ぶこともあります。

治療内容

□抗生物質等の内服、点鼻薬の使用、お鼻の処置・洗浄、吸入を行います。

以後注意して頂きたいこと

・通常は1~2週間程度で回復することが多いですが、ときに長引いたりくせになったり、経過が長くなってしまうことがあります(慢性化と言います)。
・慢性化しないために通常の病気より経過観察が必要となることも多いです。
・治療の終了は、症状がなくなることがもちろんですが、レントゲン写真を撮り直し、影(炎症)がなくなったことを確認して終了とすることが多いです。
(症状がないのに、レントゲンで影が残っていることもあります。)